バーナーワーク専用メガネに新フレーム登場

きなりがらすオリジナルのバーナーワーク専用メガネ、アイプロテクターに、新しいフレームが登場いたしました。(2006.8.8現在)

左:ガンメタ枠、右:古銅枠


どちらも以前人気があって完売となったフレームの色です。この他にも古銀枠、金枠、黒枠と5色展開していますので、お気に入りのフレームを選んでくださいね。
サイズは掛け幅が広い(130~135mm)ものはとどちらかというと男性向きですが、女性でも特に問題なくご使用いただけます。目を保護する部分が大きいほうが安心!という方はレンズの大きな黒枠を選ばれるようです。
また、掛け幅が狭い(120mm)ものはどちらかというと女性向きですが、紫外線のカット率などはどれも同じですので、こちらも男性がされても特に問題はございません。
(だだし、顔の大きい方はちょっとキツいかもしれませんが…。)
きなりがらすのアイプロテクターは日本人の顔の凹凸に合わせて作られているので、外国モノにありがちな「鼻からずり落ちる~」ということはあまりないと思います。
また、ふだんメガネをかけない方にもなるべく負担がかからないよう軽量に仕上げていますので、かなりかけやすいかと思います。
さて、このバーナーワーク専用のメガネですが、みなさんは作業時にきちんとされていますか?
めんどくさいから、とか色が分かりにくいからとかの理由でついつい裸眼でしたりしていませんか?
ふつうのメガネと違ってバーナーワーク専用メガネには、
1,ガラスが溶けたときに出る有害なオレンジ色の炎をほぼカットし、熔けているガラス状態が良く見えて目が疲れにくい。
2,紫外線、赤外線などの目に見えない光をある程度カットする。
3,ガラスの破片が飛び散った時にレンズが目をガードしてくれる。
などさまざまな利点があります。
  
左:メガネをかける前、右:メガネ着用時
なので、バーナーワークを行う時はかならず専用のメガネをかけるようにしましょう!
最近では専用メガネは色々な種類が出ているのでどれを選べばいいか迷ってしまいそうですが、まずは使用するガラスによって基準を決めるといいでしょう。
kinariなどの低融(低い温度で熔ける)ガラスは熱量の小さいエアーバーナーを使用しますので、熱量の大きい酸素バーナーに比べるとそれほどシビアではありません。
アイプロテクターと同等か、ヘビーユーザーの方やできるだけ目に負担をかけたくないという方は、それ以上のものを選べばいいでしょう。
メガネのレベルを知るには「透過率グラフ」を読み取ることです。
「グラフ」と聞いただけで拒否反応をおこされる方もいらっしゃいますが、大切なのでご購入前にきちんと見ておきましょうね。きちんとした業者さんなら提示しているか、聞けば出してくれると思います。
ポイントはガラスが熔ける時に発生するオレンジ色の炎の波長をカットしているか、ということです。
オレンジの炎は波長が570nm(ナノメートル)ですので、570nmのところの透過率ができるだけゼロに近いものを選びましょう。
紫外線、赤外線のカット率は計測する値によって異なってきますが、これもできるならなるべく低い値のものがいいでしょう。
ただ、カット率の高いものはそれだけお値段もぐんと上がりますし、一般的にレンズの色も濃くなるようです。
この辺はご自分の予算と相談しながら決められるのがいいかと思います。
グラフの波形は、同じぐらいのレベルのものは同じような波形を描いていますので、同等レベルのものがいくつかあればそこからお値段や、カタチで選ばれると間違いないでしょう。
最後に、専用メガネは眼病発症の予防を行うものではなく、あくまで有害な光をある程度カットするというものですので、バーナーワークやりすぎにはくれぐれもご注意していただいて、こまめに休憩を取りながら目への負担を軽くして楽しんでくださいね。
また眼の病気で通院中の方などは、眼科医に1度ご相談されることをおすすめいたします。

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